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当ブログにおけるRoの設定

2011年05月07日 19:32

Roとワイヤードの関係
 Roとは軽力社が開発し、200X年に正式サービスが開始されたMMORPGである。RPGといえば家で一人で遊ぶもの、という常識を打ち破り、瞬く間に日本のみならず世界中を熱狂の渦に巻き込んだ。情報・通信インフラの発達の寵児のように産まれた”Ro”は、二人三脚のようにお互いの発展を助けあい、成長した。

 日常のコミュニケーションから冒険まで、MMORPGがカバーする領域は幅広い。あまりの普及率から欠かせないインフラと化し、MMORPGをプラットフォームとしたネット空間を「ワイヤード」と呼称するようになり、世界は「リアル」と「ワイヤード」の2つが重畳する結果となった。”Ro”は「ワイヤード」のグローバルスタンダードとなり、その繁栄は永久に続くものと思われた。

 しかし、201X年には”Ro”はもはやグローバルスタンダードではなかった。後発の優れたMMORPG達にその座を取って変わられたのだった。「ワイヤード」というネットを活用した生活スタイルの概念は”Ro”だけのものではなく、他のMMORPGでも十分に活用できた。MMORPG黎明期に作られた”Ro”は古く、稚拙なプレイ体験はシェアの凋落を促した。

 そこで”Ro”を開発した軽力社は、苦肉の策として、差別化のために後発のMMORPGがどこも取り入れていない要素を実装することとした。それにともない、とある大学の研究室と共同研究を行い、”Ro”内での感覚を忠実に再現する「感覚再現機」を作成した。

 「ワイヤード」内での感覚を完璧に再現するリアルさによって、”Ro”は再び「ワイヤード」の主役となった。この成功によって軽力社は 『人々は「ワイヤード」での「リアル」を欲している』 という確信を抱き、以降その強化に務めることとなった。

性の実装がもつ問題
 生物の三大欲求は「食欲・睡眠欲・性欲」である。仮想世界「ワイヤード」で本質的に満たすことが可能なのは「性欲」だけ。そう考えるならば、性交や、妊娠・出産という行為が”Ro”内で可能になるのも必然であったのかもしれない。
 
 しかしリアルさを求めるあまり、強姦などの暴力行為も可能となってしまった悪名高い
「淫惨パッチ」(正式名称は「戦乙女の黄昏パッチ」だが、世間一般ではこちらの名が使われている。)は大きな社会問題となり、法整備が急がれているものの、企業の変革のスピードに法律の改正はなかなか追いつかず、犠牲者は泣き寝入りを強いられている。

 図.1にモンスター”ファブル”に強姦された女性のキャラクタを示す。一見して分かるように彼女は初心者であり、モンスターに強姦されるということ自体を知らなかった可能性がある。仮に知っていたとしても、Lvが低いうちは十分な避妊手段を取ることができず、無防備な子宮へ精液が注がれていただろう。初心者修練場で強姦等の注意を喚起し、避妊薬やペッサリーを初期所持アイテムとして渡しておくなどの細かな心遣いが必要ではないか。

 さらに、ゲームプログラムのバグであると思われるが、モンスターに強姦され望まぬ妊娠をしてしまったにも関わらず、それを祝福することを奨励するようなメッセージがワールド内に発信され、それを受けての心無いコメントが発信されたのが図.1から読み取れる。また同じくバグであると思われるが、射精された精液の量が異常なほど多く、濃度も高い。最弱モンスターの”ファブル”がこれほど強い生殖能力を持つとは通常考えづらい。急ピッチで進められたパッチの開発の弊害の証拠である。

犯された女性キャラクタ

図.1:ファブルに強姦され、妊娠してしまった女性のキャラクタ

 開発元の軽力社は「クルマにもデメリットはある。全てはトレード・オフだ」とコメントし、一部では行き過ぎといわれている性に関するリアル化を緩めるどころか強化する旨を発表している。どん底からの再生に「他を圧倒するリアル」が有効であった以上、その歩みを止めることは自殺に等しいという強迫観念があるのだろうか。

 人々は「ワイヤード」へ依存している。「ワイヤード」なしでは何をしていいのか分からないという答えが、広い年代に渡って大きな割合を占めている。新技術「感覚再現機」を利用した”Ro”が他を圧倒する「ワイヤード」空間である以上、危険性を知りながらも人々は”Ro”から離れることはできずにいる。

 そして今日もまた”Ro”の「ワイヤード」のどこかで、悪質なプレイヤーやモンスターに犯され、望まぬ妊娠をしてしまう女性がいる。 サーバー負荷軽減のため、キャラクタは一人しか作成できず、まさに自分の分身である。それが犯され、孕まされるのである。

 近年では社会システムの効率化の観点から、「ワイヤード」内での名前を「リアル」の名前と一致させる法律が提出されたが、もし成立してしまったら辱めの影響が「リアル」にまで及んでしまう。「ワイヤード」内でレイプされたというショックを隠して生活している人たちの心の安寧はどうなってしまうのだろうか。

東雲桜花 著 "行き過ぎた「ワイヤード」と性の関係"
より抜粋


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